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三神ザシアンとは


そもそも三神とは【ディアルガ&パルキア&アルセウス】を指します。
三神のGXワザ「オルタージェネシスGX」は自分の使う技の威力を30プラス上に相手ポケモンを倒すたびに取れるサイドの枚数が一枚増えます。
例えば相手の「デデンネGX」や「クロバットV」をそれぞれ一体倒しても、取れるサイドの枚数は2+2=4枚で、本来であればゲームで勝つことはできません。
しかし「オルタージェネシスGX」の効果によってポケモンを一体倒すたびに追加で一枚サイドを取ることができるため、2+2+2=6枚サイドを取ることができ、相手ポケモンを二体倒すだけでゲームに勝利することができます。
これによってゲーム内で倒すべき相手ポケモンの枚数を1~2枚減らすことができます。
また「オルタージェネシス」は相手に大ダメージを与えながらベンチポケモンを育てることができるため、後続を絶やさずに毎ターン攻撃をすることが可能になります。
「オルタージェネシス」では【ザシアンV】を育て、「オルタージェネシスGX」のダメージ増加分を含めた「ブレイブキャリバー」は260ダメージを叩き出すことができ、毎ターン相手ポケモンをなぎ倒していきます。
三神ザシアンの回し方
- 先行の場合
- 後攻の場合:後攻1ターンオルタージェネシスGXを決めよう
- 理想ムーブを実現するために一ターンに必要な枚数が少ない
- サイドレースが圧倒的有利
- デッキ構築が自由
- 弱み
- 攻撃まで遅く、エネ破壊に弱い
- 「レックウザGX」「メタルソーサー」「エネルギーつけかえ」
- 「クイックボール」「プレシャスボール」「ダート自転車」
- 「大きなお守り」「くちたけん」「ぼうけんのかばん」
- 「ポケモン入れ替え」「ふうせん」
- 「デデンネGX」「クロバットV」「博士の研究」
- 「ボスの司令」「ワタシラガV」
- 「リセットスタンプ」「マリィ」
- VS【ムゲンダイナVMAX】微不利
- VS【セキタンザンVMAX】五分
- VS【マッドパーティ】 五分
- VS小ズガドーン 五分
先行の場合


①1ターン目:三神に鋼or水エネルギーを一枚つける
②2ターン目:三神に鋼or水エネルギーを一枚つけ、「オルタージェネシスGX」を打つ。
③3ターン目:三神にもう一枚エネルギーをてばりして、「アルティメットレイ」を打ち、後続を育てる。
先行での大まかな流れはこのような感じです。非常に簡単ですね。
毎ターン三神にエネをつける→「オルタージェネシスGX」を打つ→「アルティメットレイ」を売って後続を育てる、これだけです。
実際の試合では③の手順に入る前に三神が倒されて後続を育てるために頭を抱える、ということも多いですが一ターンに必要なカードがエネルギー1枚と省エネですので多くの場合この流れが達成されます。
しかし後攻では微妙に回し方が変わります。
後攻の場合:後攻1ターンオルタージェネシスGXを決めよう
一ターン目:①鋼ポケモンorレックウザGXにエネルギーをつける→②エネルギー付け替えで三神にエネルギーを装着→1エネルギーを三神に手張りして「オルタージェネシスGX」
二ターン目、三ターン目は先行の場合と同じ
後攻を取った場合は「オルタージェネシスGX」を後攻1ターン目で打つことを目指します。そのためのテクニックを覚えましょう。
①鋼ポケモンorレックウザGXにエネルギーをつける



「メタルソーサー」や「レックウザGX」の特性「しっぷうどとう」はトラッシュのエネルギーを自分or自分のポケモンにつけることができます。
ポケモンカードゲームは本来エネルギーは手札から自分の場につける、所謂「手張り」という行動を一ターンに一度しかつけることができません。
しかし「メタルソーサー」や「レックウザGX」の特性「しっぷうどとう」のように効果でエネルギーをつける場合、一ターンにつけるエネルギーの枚数に制約はありません。
「博士の研究」「デデンネGX」は手札にあるエネルギーをトラッシュに送りながら手札交換を行うことができます。
その後「メタルソーサー」や「レックウザGX」の特性「しっぷうどとう」によって自分のポケモンにエネルギーを手張りの権利を消費することなくう一枚つけましょう。
しかしここで注意して欲しいのは「メタルソーサー」や「レックウザGX」の特性「しっぷうどとう」も三神に直接エネルギーをつけることはできないということです。
あくまで鋼ポケモンor「レックウザGX」自身にしかエネルギーをつけることはできません。よって次のステップではそのエネルギーを三神に付け替えていきましょう。
②エネルギー付け替えで三神にエネルギーを装着→1エネルギーを三神に手張りして「オルタージェネシスGX」


「エネルギーつけかえ」は自分の場のポケモンのエネルギーを別のポケモンに付け替えることができます。
これによって三神に手張りの権利を消費することなく、三神にエネルギーを装着していきます。
そして手張りの権利を消費して三神にエネルギーをもう一枚つけて「オルタージェネシスGX」を打つことができます。
三神ザシアンの強み
理想ムーブを実現するために一ターンに必要な枚数が少ない
上述した通り、三神ザシアンの理想ムーブは
一ターン目:三神にエネルギー手張り
二ターン目:三神にエネルギー手張り→「オルタージェネシスGX」発動
三ターン目:三神にエネルギー手張り→「アルティメットレイ」で後続育成
四ターン目:後続で殴っていく
です。
見てわかる通り、大まかな理想ムーブにおいて必要なカードは三神と毎ターン一枚エネルギーを引くことです。
この必要枚数の少なさは破格であり、三神ザシアンが安定していると言われる所以であります。
サイドレースが圧倒的有利
ここまで読んでわかる人もいるかもしれませんが「オルタージェネシスGX」というのは紛れもないズルです。
ルール自体に干渉してしまうという破格の効果であり、常にサイドレースで有利に立てるという特権を獲得することができます。
非GXであれば三体、GX・Vポケモンであれば二体、VMAXやTAGTEAMと非GXを一体倒すだけでゲームに勝利することができます。
「オルタージェネシスGX」を打ってから攻撃に移り始めるまで時間がかかるとはいえ、サイドレースに干渉する「オルタージェンエネシスGX」は一気にゲームを巻き返すことを可能にします。
デッキ構築が自由
【三神ザシアン】はそのメインギミックを支えるカード群が少ないという特徴があり、空いた枠に色々なメタカードを搭載することができます。



三神ザシアンによく採用されている「ザマゼンタV」はVMAXポケモンから一切の技を受け付けない特性「ふくつのたて」、
「フーパ」や「カプ・レヒレ」も1エネルギーで動ける&非GXポケモンであるということから相手のサイドレース計画を崩すというオシャレカードも搭載可能。
他にも「フェローチェ&マッシブーン」は一エネルギーでダメージをばら撒くことができ、【マッドパーティ】にメタを張ることができます。
弱み
攻撃まで遅く、エネ破壊に弱い
ここまで見てきた通り、デッキパワーの大半を三神に頼ってしまっています。


また技を打つにも手張りを基本とするが故に、「クラッシュハンマー」や新弾で登場する「うねりの扇」などテンポロスを生むカードに致命的に弱いです。
対策としてはあえて高校を取り、後攻一ターン目「オルタージェネシスGX」を打つなど、相手の干渉を受ける前に技を使用していくことがあげられるでしょう。
それぞれのカード解説
「レックウザGX」「メタルソーサー」「エネルギーつけかえ」



後攻一ターン目に「オルタージェネシスGX」を打つ三点セットです。
これは後攻一ターン目に「オルタージェネシスGX」を打つということの他にも、先行で事故ってしまって手張りができなかったということのケアにもなります。
また「メタルソーサー」は単純にベンチポケモンを育てることもでき、対【ムゲンダイナVMAX】など「アルティメットレイ」が打てないかもしれないマッチアップの際に役立ちます。
「クイックボール」「プレシャスボール」「ダート自転車」



デッキの安定剤です。「クイックボール」はデッキ内の全てのポケモンに、「プレシャスボール」はGXポケモンである「三神」や「デデンネGX」、「クチートGX」へのアクセスとなります。



特に「デデンネGX」は特性「デデチェンジ」によって手札を交換することができ、正直このカードを手札に引き込めれば事故を覆すことができます。
また「ダート自転車」も地味に重要なカードです。デッキの上から二枚見て一枚を手札に加え、エネルギーを落とせる可能性があるというのは大変偉いです。
「大きなお守り」「くちたけん」「ぼうけんのかばん」



「大きなお守り」は「三神」や「ザシアンV」をワンパンから守るのに重宝します。


例えば、この記事に度々登場する「ムゲンダイナVMAX」を例にとってみましょう。
「ムゲンダイナVMAX」はその特性「ムゲンゾーン」によってベンチが8対に、それによって「ドレッドエンド」は30×9=270ダメージとなります。
ここに「ガラルジグザグマ」の「かんしゃくヘッド」によって10点が加算され、280ダメージとなり三神がワンパンされてしまいます。
しかし「大きなお守り」をつけることによって相手は「ガラルジグザグマ」を4体出さない限りワンパンすることはできなくなります。(まあ大体出されちゃうんですけどね)
「くちたけん」は「ザシアンV」のワザのダメージを30加算することができます。
「オルタージェネシスGX」を含めると「ブレイブキャリバー」は230+30+30=290となり
TAGTEMである「ミュウツー&ミュウGX」「レシラム&リザードン」「三神」をワンパンすることができます。
TAGTEAMは倒すだけで3+1=4枚サイドを取ることができ、一気にサイドレースで有利になることができます。
「ポケモン入れ替え」「ふうせん」


ポケモンをバトル場とベンチとで入れ替えるカード群です。
理想ムーブでは技を打つターンに三神をバトル場に出す必要性があります。
このデッキは「ザシアンV」や「ザマゼンタV」がゲーム開始時点でバトル場にいる場合が多いです。
しかし彼らは逃げエネが二つですので、「ふうせん」をつけることによってエネルギーを消費することなくベンチと入れ替えることができます。
また「ポケモン入れ替え」はどんな状況でもベンチとバトル場のポケモンを入れ替えられる優れものです。
「デデンネGX」「クロバットV」「博士の研究」



デッキを回転させるキーカード達。
これらのカードを引けさえすれば事故を回避することができます。
また「デデンネGX」と「博士の研究」は手札をトラッシュすることが可能なカードであり、後攻1ターン「オルタージェネシスGX」を担保します。
「ボスの司令」「ワタシラガV」


ポケモンカード屈指のパワーカードです。
相手のベンチの「デデンネGX」「クロバットV」を引っ張り出して「アルティメットレイ」や「ブレイブキャリバー」を打っていればゲームが終わります。
また逃げエネが多いポケモンを引き出して相手を事故らせることもできるというトリッキーなカードでもあります。
また「ボスの司令」は「デデンネGX」や「博士の研究」を使用する過程でトラッシュにいきがちなのですが
「ワタシラガV」の特性によって回収することも可能。「クイックボール」でも「ワタシラガV」は回収できますので非常に便利です。
「リセットスタンプ」「マリィ」


相手を事故らせる害悪カード達です。
ポケモンカードゲームはいかに自分の理想ムーブを決めながら相手を事故らせるかが重要です。
これらのカードは相手の手札を勝手に入れ替え、減らすことができ相手の計画を瓦解させることが可能です。
特に「リセットスタンプ」はゲーム終盤で相手のサイドが1~3枚の時に使うと非常に効果的です。
相手のデッキごとの立ち回り
VS【ムゲンダイナVMAX】微不利

プラン1:相手のクロバットVを駆逐し続ける
先行の場合
一ターン目:三神をベンチで1エネ手張り、大きなお守り装着
二ターン目:三神をバトル場に出して手張り、「オルタージェネシスGX」
三ターン目:三神に手張り、「ボスの司令」で相手の「クロバットV」を引き出して「アルティメットレイ」でサイド3枚獲得、「ザシアンV」育成。返しのターンで三神が倒される
四ターン目:「ザシアンV」をバトル場に、「ボスの司令」で「クロバットV」引き出して「ブレイブキャリバー」で倒してサイド3枚とって勝ち。
後攻の場合
一ターン目:三神に大きなお守り装着、なんや感やで「オルタージェネシスV」
二ターン目:三神に手張り、「ボスの司令」で相手の「クロバットV」を引き出して「アルティメットレイ」でサイド3枚獲得、「ザシアンV」育成。返しのターンで三神が倒される
三ターン目:「ザシアンV」をバトル場に、「ボスの司令」で「クロバットV」引き出して「ブレイブキャリバー」で倒してサイド3枚とって勝ち。
【三神ザシアン】の王道邪道ムーブです。デカブツの「ムゲンダイナVMAX」を処理することなく勝ち逃げできます。
先行をとった場合のポイントは「三神をバトル場ではなくベンチで育てる」こと

「ムゲンダイナV」は一エネルギーで30ダメージを与えることができ、次ターンで「ムゲンダイナVMAX」に進化した後、「ガラルジグザグマ」を一体出されるだけで「ドレッドエンド」でワンパンされてしまいます。
そこで先行一ターン目で何かしらのポケモンをバトル場に壁として出しておくことで、相手が「ムゲンダイナVMAX」で三神をワンパンしずらくなります。
プラン2:「ムゲンダイナVMAX」一体と雑魚一体を倒す
先行の場合
一ターン目:三神をベンチで1エネ手張り、大きなお守り装着
二ターン目:三神をバトル場に出して手張り、「オルタージェネシスGX」
三ターン目:三神に手張り、「アルティメットレイ」で「ムゲンダイナVMAX」に180ダメージ、「ザマゼンタV」育成。返しのターンで三神が倒される
四ターン目:「ザマゼンタV」をバトル場に、「アサルトタックル」で「ムゲンダイナVMAX」撃破。
五ターン目:「ボスの司令」で「ガラルジグザグマ」を引き出す、「ザマゼンタV」で倒してサイド取りきって勝利。
後攻の場合
一ターン目:三神に大きなお守り装着、なんやかんやで「オルタージェネシスGX」発動
二ターン目:三神に手張り、「アルティメットレイ」で「ムゲンダイナVMAX」に180ダメージ、「ザマゼンタV」育成。返しのターンで三神が倒される
三ターン目:「ザマゼンタV」をバトル場に、「アサルトタックル」で「ムゲンダイナVMAX」撃破。
四ターン目:「ボスの司令」で「ガラルジグザグマ」を引き出す、「ザマゼンタV」で倒してサイド取りきって勝利。
動きは先述した動きと大体同じです。
「ムゲンダイナVMAX」HP340で、「オルタージェネシスGX」適用下で「三神」の「アルティメットレイ」と「ザマゼンタV」の「アサルトタックル」で180+160=340とぴったり倒すことができます。
VS【セキタンザンVMAX】五分


「マグカルゴ」や「ヤレユータン」などデッキの動きを担保するシステムポケモンを執拗に「ボスの司令」で狙撃
【セキタンザンVMAX】は「ふんかだん」によってデッキトップのエネをつけることができ、4エネに到達すれば「キョダイガンセキ」240ダメージを叩き出してくるデッキです。
三神は「ふんかだん」と「キョダイガンセキ」のセットプレーで確殺、「ザシアンV」は「キョダイガンセキ」でワンパンされてしまいます。
しかしその動きを安定させるためには「マグカルゴ」や「ヤレユータン」などのシステムポケモンを必要とします。
よって以下のようなプレイングによって有利に立てるでしょう。
プラン1:「マグカルゴ」や「ヤレユータン」などデッキの動きを担保するシステムポケモンを執拗に「ボスの司令」で狙い撃つ

「マグカルゴ」の「じならし」はデッキトップを好きなカードにすることができる強力なカードです。
「オルタージェネシスGX」を打った次のターンからは執拗に「マグカルゴ」を狙撃していきましょう。
サイドレースとしては「マグカルゴ」1体+「セキタンザンVMAX」1体=2枚+4枚=6枚で丁度勝ちきることができます。
「マグカルゴ」を倒すことによって相手の動きを事故らせて勝ちましょう。
プラン2:「ザマゼンタV」をこする

【セキタンザンVMAX】は「セキタンザンVMAX」をエースとするデッキであり、サブウエポンが非常に乏しいデッキです。
「ザマゼンタV」の特性「ふくつのたて」と「アサルトタックル」で「セキタンザンVMAX」の「ストーン格エネルギー」を破壊しながらダメージを捲きつつ時間稼ぎをします。
裏では「ザシアンV」を育成し、「セキタンザンVMAX」を抜く準備をしましょう。
VS【マッドパーティ】 五分
三神にお守り装着、「オルタージェネシスGX」「アルティメットレイ」が打てるかが勝負

「アルティメットレイ」でサイドを二枚取りつつ、後続を育て
「フーパ」を絡めつつ戦っていくことが前提です。
「フーパ」を絡めることで【マッドパーティ】側は「三神」+「フーパ」+Vポケモンを倒す必要が出てきます。
またターンの流れはおそらく以下のようになるでしょう。
1ターン目:三神に手張り
2ターン目:三神に手張り、「オルタージェネシスGX」→相手は返して「マッドパーティ」80ダメージ程度
3ターン目:三神に手張り、「アルティメットレイ」サイド二枚獲得→相手は返して「マッドパーティ」180~200ダメージ程度、未だ三神倒れず
4ターン目:後ろで育てた「フーパ」or「ザシアンV」で1体倒す、サイド2枚獲得→相手は返しで「マッドパーティ」でサイド2枚獲得
5ターン目:もう一体何かしら倒してサイド取り切って勝ち
となり勝つことができそうなのですが、相手がぶん回ったりして三神が「アルティメットレイ」を打つ前に倒されると大分厳しい戦いを強いられてしまいます。
VS小ズガドーン 五分
「アルティメットレイ」を打つことを目指せ

この対面も「アルティメットレイ」でいかに後続を立てられるかが鍵です。


そのため「オルタージェネシスGX」を打つターンには「マリィ」を宣言し、ターンを渡した後に相手が「火の玉サーカス」で三神をワンパンしづらい状況を作り出しましょう。
また「フーパ」「カプレヒレ」をこすることも忘れずに。


【小ズガドーン】は長期戦が得意ではないため早期決戦を狙いがちです。
相手としては「ビーストブリンガー」or「ジラーチコンボ」で三神+Vポケモンを倒してゲームを終わらせたがります。


しかし「フーパ」や「カプレヒレ」などの非GXポケモンをかませることによって相手は「ボスの司令」を引かなくては三神+Vポケモン撃破というプランを取りづらくなります。
とにかく相手を事故らせる、要求枚数を増やすという考え方が重要です。
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